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調剤薬局事務ってどんな仕事?
調剤薬局事務の仕事といえば『薬局の受付』が思いつきますよね。でも事務って実際に働くとどんな仕事をしているんでしょう?受付以外のときは何をしてるんでしょうか。
こちらでは調剤薬局事務の1日の仕事の流れや、月単位でやっている作業を追ってみました。
調剤薬局事務の一日の仕事の流れ
■一例:フルタイム勤務の場合
8:40頃 |
出勤 |
---|---|
9:00〜 |
開店・業務 |
11:00頃 |
小休憩 |
11:15〜 |
受付業務 |
13:00頃 |
昼休憩 |
14:00〜 |
受付・入力業務 |
16:00頃 |
小休憩 |
16:15〜 |
受付・入力業務 |
18:00〜 |
閉店 |
18:30頃 |
退勤 |
フルタイム勤務の場合は、お店の営業時間に合わせて一日の仕事が決まります。調剤薬局は9時開店〜18時閉店が多いので、このような勤務シフトになることが多いです。
また営業時間の長いドラッグストア内の調剤コーナーでも、基本的には薬剤師さんが居る時間に合わせて勤務。そのため閉店を待たず、薬剤師さんと調剤薬局事務さんは先に終業…ということもしばしば。
業務はどんなことをしている?
朝:開店準備
出社したらまず朝礼で、一日の仕事内容をチェック。
■薬局待合室・調剤室の清掃
■レジ金のセット
■薬袋の準備
■お店の看板出し
■のぼりのセット
などを行い、患者さんを迎える準備を整えます。
日中:受付業務
開店したら、処方せんを持ってくる患者さんを笑顔でお出迎え。主な仕事は受付で、
■処方せんの受付・チェック
■処方せんのパソコン入力
■薬歴の管理
■レセプト作成
■保険証の確認
■お薬手帳の発行
■お会計
などを行っています。
この中でも大きなウェイトを占めるのが処方せんの受付とパソコン入力で、患者さんが来ている間は常に処方せん受付とパソコン入力。ミスのないよう、慎重に入力します。
そしてパソコンに入力した情報をもとにレセプト(調剤報酬明細書)を作成します。月に一度のレセプト請求は調剤薬局事務さんにとって、最も重要な仕事の一つ。
このほか薬剤師さんのフォローとして
■医薬品の発注(注文)
■医薬品の検品(受け取り)
■医薬品の入庫(棚への振分け)
■納品書・請求書の管理
■電話対応
といった仕事もこなします。こんなにやることがあるの!とビックリしてしまうかもしれませんが、少人数の薬局では薬剤師さんと協力し合って仕事を分担しています。
夕方:閉店業務
閉店時間が迫ってくると、スムーズに営業を終えるための準備を始めます。
■売上金の集計
■経費の確認
■貴重品の収納
■のぼり・看板の撤収
■施錠・警備セット
調剤薬局事務のもう一つ大切な仕事がお金の管理。売上金や経費の集計は事務員さんに任せられることが多いです。そのままお店を閉める場合は、朝に出した看板やのぼりも撤収します。
閉店後でも、業務が残っていれば残業が発生することがあります。
■処方せんの数が合っているか?
■レジのお金は違算が出ていないか?
■レセプト作成が追い付かない
■レセプトの内容に間違いがあった
ということが重なると残業となることが多いようです。特に毎月1回あるレセプト請求の時期は多忙になるため、残業しなければならないこともあります。
月の残業時間はおおよそ10時間前後で、施設によって変わります。
調剤報酬請求(レセプト)とは
レセプトとは患者さんの『調剤報酬明細書』を作り、調剤報酬請求するまでの一連の作業のこと。この作業は薬局全体の収入に関わるとても大切な作業です。
日本の医療保険制度では、薬局でかかった費用のうち
- 1〜3割は患者さん
- 7〜9割は保険者
という割合で負担します。調剤薬局の受付で患者さんが会計している金額は、この『1〜3割』の部分だけ。残りの『7〜9割』は保険者に請求します。
『保険者』とは患者さんが加入している健康保険組合や自治体のこと。そこに調剤報酬を請求しないと、薬局として受け取るはずの大部分を貰うことができないのです。
このレセプトは患者さん1人につき1枚作ります。数が多いうえ、毎月の月初め(10日頃まで)に送らなければならないため、この時期は残業が発生することもあります。
レセプトは難しい?
レセプトは『レセコン』と呼ばれるパソコンに入力して作成します。普段から処方せんを入力していれば自動的にレセプトを作成してくれるので、無資格でもレセプト作成をすることができます。
ただ、どんな仕事でも慣れは必要です。パソコン操作や専門用語を身に付けるには少し時間がかかる事は理解しておきましょう。
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